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フォトグラファーと写真家

『フォトグラファー』
photo(光)graph(描く)er(人)
光で描く人。
科学的で無機質な英語らしい合理的表現。

対して『写真家』
この翻訳をした方は言語学者なのだろうか。
この翻訳が後に多くのカメラマンの呪縛になる事を想像できたであろうか(笑)

真実の真。まこと。

これによって写真家たちは写すべきモノ(事)が
理論的必然となってしまった。
kayさんの写真教室でよく聞く「美しいけど何も写っていない」
決して商業写真を卑下するわけでは無いのであろうが本当にドキッとする指摘だ。

以前は画角や配置。構図に心血を注ぎ撮影していたが今は被写体と向き合うように心がけている。
暗中模索は続くが自分では成長した手応えを確実に感じている。
そしてなにより撮影が楽しい。

一方でインスタグラムや様々なSNSによって写真に触れる機会は多くなってきた。
共感を多く集める写真を見て感じたことがある。
美人であったり、壮大な風景だったり、衝撃的な場面であったり、同じような写真は多いが、
その中でも頭一つ抜ける写真は存在する。
それは写真にカメラマン自身が写っている写真なのでは無いかと思っている。
もちろん実際には被写体しか写っていませんが(笑)
何を撮ろうが自分の真実が写っている写真。そんな写真が撮れるようなカメラマンを目指してみたい。

まぁ道のりは険しいだろうがヴェルヌの「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
という言葉を信じてみよう(笑)

『どのように振る舞うか』

久しぶりのSMバーだった。
店内が混雑していたので私はカウンターに座った。
すると突然後ろから首根っこを掴まれた。
見ず知らずの女性だったので私は驚いた。
かなり酔った様子であったのだが、彼女は新しいスタッフだと聞かされた。

SMバー。それは特殊な空間だと思う。
見た目や振る舞いで性癖も解るのかもしれない。

アットホームな雰囲気のバーなら多少遠慮も無くなってしまうのかもしれない。

しかし、特殊な空間だからこそマナーには気を付けるべきだと私は思った。
私は深く反省し、そっとカウンターテーブルから降り、
素直にカウンターチェアに座った。